Inspiron 660s の実機レビュー i5-3450s搭載のコンパクトなデスクトップPCの使用感は?

Inspiron 660s
デルが個人向けモデルとして提供しているマシン、Inspiron 660sの実機レビューです。
タイトルにも書いたとおり、このInspiron 660sは非常に省スペース性の高い筐体を 採用するコンパクトなデスクトップPC。
今回掲載のモデルはインテルの第3世代プロセッサ Core i5-3450sを搭載した製品で、 コンパクトながらも比較的高い性能を発揮できるようになっています。
筐体が小さいために拡張性にはあまり期待できませんが、 一応外部グラフィックスの構成なども提供されており、ある程度の処理能力を必要とされるユーザーにも向く製品です。
デザイン性にも配慮されているため、そういった部分を気にされる方にも最適。
勿論、ライトな作業向けの安価な構成も用意されており、 出来るだけ安いデスクトップPCをお探しの方にもよいと思います。
今回は、そんなInspiron 660sについての詳細を掲載してみました。
製品情報: Inspiron 660s の詳細(公式)

Inspiron 660s ケースをチェック

今回、記事に載せているInspiron 660s は標準のブラックカラー(チタンシルバートリム付きブラック) ですが、Inspiron 660sではその他にもソリッドホワイトやフォルモサレッド、 ピーコックブルー、ディープパープル等を選択することができます。
(※時期によって提供されていないカラーがあるかもしれません)
ケースには幅10センチ、奥行き37.50センチ、高さ26.5センチのスリムタワーを使用しており、 重量は最も軽い状態で約6kgと軽量。
置き場所を選ばず、インテリア性に配慮したマシンの設置を行う事ができます。 (横置きも可)

フロントパネル

左側のドア
フロントパネルの左右にはドアが設置されています。
左側のドアの中には、メディアカードスロットにヘッドフォン出力、マイク入力、USB2.0ポートが2基。

右側のドア
フロント右側のドアの内部には光学ドライブが搭載されています。

Inspiron 660s 背面のポート
背面には複数のオーディオポートにVGAポート、HDMIポート、USB3.0ポートが2基。USB2.0ポートが4基、 LANポートを搭載。
背面上部には拡張スロット、下部には電源・・というように、通常のデスクトップPCとは違って マザーボードが逆倒立の形で配置されているようです。
なので、サイドパネルは右側が開くようになっています。

Inspiron 660s 本体右側
ケース右側。
メンテナンスの際はこちら側をあけます。

Inspiron 660s 本体上部
ケース上部。
非常に幅が狭い事がわかります。
横置きも可能なので、排熱にさえ注意すれば机の棚に横置き・・なんて設置もできそうです。

Inspiron 660s 本体内部
ケース内部。
最初に述べたとおり拡張性は低いですが、 このInspiron 660sくらい小さい筐体では仕方が無い事です。
簡単にパーツの配置を説明すると、左側に光学ドライブ、光学ドライブの向う側にHDDを配置。
右側中央にはCPUがあり、CPUには排気用のダクトが取り付けられています。 このモデルには冷却ファンが搭載されておらず、 ケース内のエアフローは電源ユニットのファンとCPUのファンのみ。
できるだけ効率よく排熱を行うために、このようなダクトがCPUに付けられているのだと思います。
CPUダクトの上側に少し見えているのは、ロープロファイルのPCI Express x16とPCI Express x1。 そして写真では見えませんが、ダクトの左側にメモリスロットが2基搭載されています。
見てのとおり、デスクトップPCにしては最小限という感じの拡張性です。 それでも、外部GPUを設置できるようになっているのは、省スペース性と ある程度の性能を両立したいという方には嬉しい仕様だと思います。
特にPCで負荷の高い作業をしないというのであれば、このような製品で十分。 大きなデスクトップPCのように見た目の威圧感が無いので、インテリアにこだわる方にも良い製品ではないかと思います。

Inspiron 660s パフォーマンス

次に性能面。
簡単に、掲載しているInspiron 660sの構成を記載します。
なお、構成は時期によって変わる可能性があるので、以下の内容は現在提供されていない可能性があります。 提供されている正確な構成については公式サイトをご覧下さい。
■Inspiron 660s 構成

OS     Windows 7 Home Premium SP1 64bit版
プロセッサ     Core i5-3450S(2.8GHz〜3.5GHz)
チップセット     B75 Expressチップセット
グラフィックス     HD グラフィックス2500
メモリ     4GB(PC3-12800/最大6GB)
HDD     1TB HDD(7200rpm)
オプティカルドライブ     DVDスーパーマルチドライブ
電源     220W(掲載のモデルの電源はこの容量でした)
本体サイズ(幅×奥行×高/mm)     100×375.9×265
本体重量     約6.0kg
ケース/カラー     スリムタワー/ブラック
このモデルには省電力タイプのCPU、Core i5-3450Sが搭載されています。
グラフィックスは、CPU内蔵のHD グラフィックス2500を使用。
省電力とはいえ、Core i5-3450Sのパフォーマンスは比較的高いです。
ただ、内蔵GPUのHD グラフィックス2500は、一般的に多いHD グラフィックス4000と比較すると やや性能低めかもしれません。
先にも書いた通り、一応GPU(GeForce GT620)を搭載したモデルも選べるものの、 拡張性は低いです。
なのであとから色々追加したいユーザーには向きませんが、 特に何もしない、それ程負荷のかかる作業を行う事はないというユーザーには最適。
価格が低いという部分も重要なポイントです。

■ エクスペリエンス・インデックス
プロセッサ = 7.5
メモリ = 5.9
グラフィックス = 4.8
ゲーム用グラフィックス = 6.3
プライマリ ハードディスク = 5.9
■ CrystalDiskMark
Seq Read = 126.7、Write = 124.2

512K Read = 47.29、Write = 68.09

4K Read = 0.580、Write = 0.577

4K QD=32 Read = 1.560、Write = 0.569
HDDを搭載しているため、OSやアプリの起動はそれ程早くはありません (普通に使うには十分な速度で、決して遅くは無い)。
私的には高速なSSDを搭載したいと思いますが、 Inspiron 660sを使おうと思われる方で速度を追求したいと思われる方は少なそうです。
ニーズが無いからなのか、SSDの構成は提供されていません。
■ 3DMark06
■ BIOHAZARD
上でも述べましたが、3D性能はやや低め。(プロセッサの性能は良いです)
といっても、HDグラフィックス4000を利用しているマシンと比べて低めなだけであり、 グラフィックス性能が低いという事ではありません。
実際、ゲームなどをする事はないと思いますが、軽めのゲームであればプレイできると思います。

ツール・ソフトなど

Inspiron 660sには、製品を便利に使うためのツールや メンテナンスを行いやすくするためのツールが幾つか搭載されています。

Dell Support Center
ヘルプ情報へのアクセスや、マシンの健康状態のチェック、ドライバなどのダウンロード、 バックアップやリカバリーソフトウェアを起動するなど、メンテナンス関連の操作を行う事ができます。

Dell DataSafe
バックアップやリカバリーを行うためのソフトウェアです。 リカバリメディアの作成もこのソフトウェアで行います。
このInspiron 660sはDtoDに対応しており、ディスク等を使わずにリカバリーを行う事が出来ますが、 万が一の時のために、リカバリメディアは出来るだけ早く作成しておいた方が良いです。


あと、最初に製品を起動すると・・

デスクトップ上に表示されたツール
デスクトップ上に上画像のようなツール(Dell Stage)が表示されています。
Dell Stage内に表示された各アイコンをクリックすると、その項目に応じた機能が起動します。
視覚的にみて何が出来るのかがとてもわかりやすいため、PCの操作に不慣れな方には便利だと思います。
ただ、PCに慣れた方だとそのようなツールは利用しないと思います。
便利どころか、デスクトップに余計なものがあるとかえって邪魔だったり・・
そのような場合、マシン起動時にDell Stageを起動しないように設定する事が可能です。

Dell Stageの設定
Dell Stageの右側に表示された設定アイコンをクリックすると、上のようなダイアログが表示されます。
デフォルトでは「起動時にステージを立ち上げる」にチェックが入っていますが、 チェックを外してOKをクリックする事で次回からは起動しなくなります。
もちろん、スタートメニューから起動させる事は可能です。

Inspiron 660sについては以上です。
性能面に関しては、選択した構成によって変わるのでなんともいえませんが、 安価な構成からそれなりに高性能な構成まで、比較的幅広い中から選択できるようになっています。
印象に残ったのはケースの小ささで、小さいだけでなくデスクトップPCの本体にしてはかなり軽いため、 置き場所を移動させるのも楽々。
カラーバリエーションが豊富に提供されており、好みに応じたカラーを選択できるのも良いです。 (一応、ブラック以外のカラーは有料ですが、とても安価です)
拡張性を気にするユーザーには向きませんが、 マシンの設置スペースが取れない方やインテリアにこだわる方、 また価格が非常に安い為、家用の簡単なPCが欲しいという方にもおすすめできるデスクトップPCです。
詳しい価格や構成は、Inspiron 660s (メーカーの製品ページ)の情報をご参照ください。

2012.08.06 Monday | デル | comments(2) | trackbacks(0) | 記事URL
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コメント
2012/09/01 11:50 PM, June wrote:
「Inspiron 660s リカバリ」で検索し、本サイトを訪れました。

8年ぶりにパソコンを買い替え、安さにつられてDELLの本機を
購入しました。

批評にも書かれているように、筐体の小ささにびっくりしました。
あと、PS/2インターフェイスがなかったりして時代の流れを
感じております . . . 映像編集もIEEE1394からHDMIに変わったの
でしょう。

最近はウェブ閲覧、メール、写真整理ぐらいしかしないので、
壊れなければ本機種のコストパフォーマンスはあると思っています。

リカバリーディスクを作りたくて参考にさせていただきました。
まとめの情報ありがとうございます。
2012/09/02 10:32 PM, Touch PC! wrote:
June様

はじめまして。
写真やサイズだけでは実際の大きさはわかり難いですよね。
自分もこのモデルを最初に見た時には、筐体の小ささに驚きました。

デスクトップは結構場所を取るのでノート・・となりがちなのですが、、
このくらいのサイズであれば机の上においても邪魔にならず良いと思います。

当記事を参考にしていただき、またコメントを頂き有難うございます。
今後共、どうぞ宜しくお願いいたします。
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