ThinkPad X1 Carbon実機レビュー 14型でも軽くモバイル性能は抜群のUltraBook

ThinkPad T430s
前回の更新から少し間が開いてしまいました。
今回はレノボが販売するUltraBook、ThinkPad X1 Carbonの実機レビューです。
X1というと、2011年にレノボから登場したXシリーズの新製品。
キーボードや液晶など、従来のXシリーズとは異なる要素を多数持つマシンで、 どちらかというと高級志向のモバイルノートに位置づけられています。
今回掲載するThinkPad X1 Carbonは 従来のX1の後継機となるモデルですが、 サイズは従来の13.3から14型へと大型化されたのにもかかわらず重量は従来よりもかなり軽く、 そして筐体の厚みも薄く、さらに液晶が高解像度化されるなど、 X1を使った事がない方にはもちろん、 従来のX1のモバイル性能にやや不満を持っていたユーザーにも魅力的に感じられるものに仕上げられています。
そういうわけで今回の記事では、ThinkPad X1 Carbonの特徴や詳細に加え、 自分自身が実際に使ってみて感じた使用感などを掲載したいと思います。
製品情報: ThinkPad X1 Carbon

ThinkPad X1 Carbon 外観


ThinkPad X1 Carbonの全体図

背面

天板の様子
液晶は14型で1600×900ドットの非光沢液晶を採用。
以前のX1は液晶パネルに強度を持たせるため、コーニング社のゴリラガラスを使用していましたが、 今回のX1C(X1 Carbon)ではゴリラガラスは使われていません。
ですが天板の素材により純度の高いカーボン素材を使用するなどし、強度を高めているため、 ゴリラガラスがなくとも十分に高い耐久性を持ち合わせているのだとか。
ゴリラガラスを使用しないことで非光沢にする事ができ、さらに天板の厚みがより薄くなりました。

ThinkPad X1 Carbon 左側
左側インターフェースの様子です。
電源コネクター、排熱口、USBポート、無線LANのオンオフスイッチを搭載。
電源コネクターの形状が少々変わっています。
このコネクターは・・

角型の電源コネクター
角型の形状を採用した電源コネクターです。
筐体を出来るだけ薄くするには、丸型のプラグでは難しいのだとか。
そしてこの角型のコネクター形状は今後のThinkPadにも取り入れられていくだろうとの事。

ThinkPad X1 Carbon 右側
右側インターフェースの様子。
メディアカードスロット、ヘッドフォン&マイクのコンボポート、ミニディスプレイポート、USBポート、セキュリティスロットを搭載。

前面

ThinkPad X1 Carbonの背面
前面と背面の様子。
前面には何も無く、背面には中央にSIMカードスロットがあるものの、対応する構成が日本では販売されないため使用しません。
・・ここまで、側面の端子類をざっと見ましたが、LANポートがありません。

LAN変換コネクター
LANポートは提供されておらず、ネット接続を優先で行いたい方はLAN変換コネクターを使用する必要があります。 このコネクターは製品には付属しておらず、オプションでの購入となります。
私自身はほぼ無線で使用するので問題ありませんが、 出先などで有線でつなぐ事があるという方はこのコネクターも購入された方が良いでしょう。

キーボード全体図
キーボードは一見したところでは前と変わらないように見えますが、 カーソルキーの位置がやや下側に出っ張るような配置となりました。
また・・

ファンクションキー間に一定のスペースが設けられる
以前は隙間無く配置されていたFキーですが、使い難いという声をうけてなのか、 今回はFキー間に一定のスペースが設けられています。
ここは私も使い難いと思っていたため、今回このような変更がなされて嬉しく思います。

タッチパッドはパッド面が広い
タッチパッドはボタンが一体となったクリックパッドを採用。
個人的にはクリックパッドは好きではないのですが、このクリックパッドはクリックする際に 余り力を入れなくても良いため、手が疲れにくく操作が行いやすいです。
パッド面も広いため、広い画面をカーソル移動させる際にもストレスを感じません。
褒めすぎだといわれそうですが、これまで使った一体型タッチパッドの中ではトップレベルの使い易さを実現しているのではないかと思います。

液晶は本体と水平に寝かせる事が可能
以前と同様、液晶は完全に後ろに寝かせる事が出来ます。

ThinkPad X1 Carbonの底面の様子
底面を見てわかるとおり、メモリやHDD等のパーツの交換が容易に出来るようには設計されていません。 バッテリーも内蔵式です。

といったような感じで、液晶、キーボード、筐体の重さなど、様々な部分で以前のX1を越える内容です。
特にUltraBookはモバイル用の割に重く、また操作性の面でも使い難いものが多い事を思うと、 今回のX1 Carbonはとても良い出来だと思います。

X1 Carbon パフォーマンスチェック

次にパフォーマンス面について。
まずは基本的な構成の内容からみていきます。

CPU情報

キャッシュ情報

マザーボード

メモリ情報

グラフィックス
■ThinkPad X1 Carbon 掲載モデルの構成

OS Windows 7 Professional SP1 64bit版
プロセッサ Core i7-3667U(2.0GHz〜3.20GHz)
チップセット QS77 Expressチップセット
グラフィックス HD グラフィックス4000
メモリ 4GB(PC3-10600/最大8GB)
HDD 256GB SSD(6.0Gb/s対応)
液晶 14.0インチワイドHD+(1600×900ドット)、非光沢
ワイヤレス IEEE 802.11a/b/g/n
Bluetooth Bluetooth v4.0
バッテリー駆動時間 約7.8時間(4セル)
本体サイズ(幅×奥行×高/mm) 331×226×8〜18.8
本体重量 約1.36kg(6セルバッテリー搭載時)
掲載のX1CはCore i7-3667Uを搭載した上位モデル。
特徴や気になる点を簡単に上げると・・
・解像度が高く非光沢
・バッテリーは高速充電のRapidchargeに対応
・約1.36kgと軽量
・WIMAXは用意されない
・メモリは下位モデルでは8GBまで選べるのに上位モデルでは4GBまでしか選べない
今回のモデルにはWiMAXの構成は用意されていません。
あとなぜか、現時点でのレノボの直販では上位モデルには8GBメモリを搭載したモデルが用意されておらず、 メモリは4GBとなりますが、256GBのSSDを搭載するなど構成を見ただけで高性能である事がわかります。
14型サイズの割りに約1.36kgととても軽量ですし、解像度も高く非光沢です。
従来のX1では13.3型で約1.6kg台とモバイルノートとしては少々重く、 また解像度もHDで光沢液晶だったことを考えると、大幅に改良されているといっても間違いではないでしょう。
他メーカーの14型UltraBookと比べても軽く操作性に優れており、人にもお勧めしやすいモバイルノートだといえます。

■ エクスペリエンス・インデックス
プロセッサ = 7.1
メモリ = 5.9
グラフィックス = 5.9
ゲーム用グラフィックス = 6.4
プライマリ ハードディスク = 7.9
■ CrystalDiskMark
Seq Read = 490.2、Write = 405.4

512K Read = 208.3、Write = 167.2

4K Read = 24.43、Write = 46.76

4K QD=32 Read = 300.0、Write = 110.4
今回のX1CにはSanDisk製の6.0Gb/s対応SSDが搭載されています。
他にもっと速いSSDはあるにせよ、搭載されているSSDは比較的高速です。
実際、OSやソフトウェアの起動や処理速度はとても速いです。
サクサクとテンポ良く作業が出来るため、ストレスを感じる事がなく快適です。
■ BIOHAZARD
■ FINAL FANTASY XIV

FF14 LOW

FF14 HIGH
グラフィックスはCPU内蔵のものを利用。
低電圧のCPUを使っていますが、グラフィック性能は悪くありません。
簡単なゲームくらいなら快適に動かせる性能を持っています。
CPUの性質より、動画編集等も快適に出来るはずです。
ただ唯一、ベンチマークなどで高い負荷をかけ続けた際に筐体の温度が比較的高めであったのが気になったのですが、 ベンチマークプログラムのような高い負荷を長時間かけ続けるような用途に使う事は あまりないと思われますので、気にする必要はないでしょう。


今回のThinkPad X1 Carbonは操作性、携帯性、堅牢性等等、モバイルノートに 求められる様々な要素を持ち合わせており、UltraBookとしてではなく単なるモバイルノートとして 考えた場合にも優れたノートPCだと感じます。
上位モデルだとなぜか4GBのメモリしか選べないところは改善してもらいたいですが、 性能は今回のモデルでも悪くはありません。(ですがどうせ上位モデルを買うのなら、8GBメモリで買いたいという考えです)
価格は安モデルと比較すると高めではありますが、 大き目の画面でモバイルできるノートPCをお探しの方には、是非お勧めしたい製品です。

2012.10.22 Monday | Lenovo(レノボ) Thinkpad | comments(1) | trackbacks(0) | 記事URL
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2012/12/02 5:25 PM, - wrote:
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